★筆者の小言★バーでの写真撮影

当サイトではバーの紹介記事とともに、そのバーでいただいたお酒の写真も併せて載せています。それらの中には写真全体が暗かったり、撮る角度が良くなかったりで、渋くてカッコイイボトルやお洒落なカクテルの様子が分かりづらいものがあります。↓みたいな写真です(笑)。今回はなぜそんな写真を撮って載せているのか?というところの理由を綴っていきます。

この写真のような所謂「映えない写真」を撮って掲載している理由は大きく分けて以下3つです。

(1)お酒を美味しく嗜みたい

まずは、お酒の味を大事にするというバーホッパーとして、酒好きとしては至極真っ当な理由ですね(笑)。照明や角度にこだわって撮影している数分の間に、味・香り・風味が変化してしまうお酒は多くあります。例えば、氷の入っていないショートスタイルのカクテルは、時間が経つとともにぬるくなってしまい本来の味わいが薄れてしまいます。また、ウィスキーのロックスタイルであれば、氷が徐々に解けていく中での味わいの変化を楽しめなくなってしまいます。せっかく美味しい質の良いお酒を嗜むためにバーへ行っているのに、それをできなくしてしまうのは本末転倒です・・・。

(2)そのバーとお酒本来の魅力を伝えたい

カウンターで写真を撮影する際、バーテンダーの方から「照明(ライト)当てますか?」と気を使われることがあります。また、逆に「フラッシュや大きなシャッター音は遠慮くださいね?」と前もって確認されることもあります。

筆者はこのサイトを通じて取り上げているバーのリアルな魅力を伝えたいと考えています。そのため、どのようなバーテンダーのスタンスであろうとも、基本的にはライトを追加する等の演出は行わず、そのバーとお酒そのものの姿のまま撮影しています。せいぜいInstagramで写真を投稿する際に、フィルター等を適用して雰囲気を出してみるくらいです・・・。

暗闇や静寂、渋さをウリにしているバーを紹介している中で、フラッシュ焚いてキレイに見えるカクテルの写真はリアルではないですからね。目一杯加工されたそのキレイなカクテル目当てにそのバーへ行っても、実際には写真映えするようなキレイなカクテルなんて見ることはできません・・・基本暗いですから(笑)。

(3)写真を撮っている時の姿が好きじゃない

最後にしょーもない理由です。でも非常に大事な理由でもあります。渋くてお洒落なオーセンティックバーにおいて、数分間にも及ぶ写真撮影って本当に格好悪い・・・と思うのです。その姿を可能な限り自分自身が晒さないようにしたいのです。

さて、ここまで「映えない写真」をサイトに掲載してしまっている理由を綴ってきました。当サイトの目的でもあるバーの素晴らしさを伝えるうえで、美しいカクテル等の写真が大事なツールなのは承知していますが、今後も上記の理由で写真の質に拘りすぎないようにしていきたいです。

最後に余談です。バーの店内や並んでいる貴重でデザイン性の高いボトル、美しい所作でバーテンダーがステア・シェイクしている姿、提供されたキレイでお洒落なお酒・フード・・・絶対に無断で写真・動画を撮らないでください。バーテンダーやスタッフに一言声をかけて了承を得てください。もし、自身のパートナーや友人がそういったことを無断でし始めたら注意してあげてください。マナー違反だよと、美しくないよと・・・。

 

★バーでの詳細なマナーについての記事はこちら!!

【ドレスコード・マナー】絶対失敗しないバーでの過ごし方