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今回は銀座のフレンチ『すゞ木』の紹介です。まず、基本情報をまとめておきます。
『すゞ木』の基本情報を紹介
銀座『すゞ木』
- ジャンル:フレンチレストラン・ワインバー
- おすすめ酒:カクテル・ブランデー(コニャック)・ウイスキー・ワイン
- アクセス:東京都中央区銀座7-3-16 東五ビル 2F(最寄りは銀座駅)
- TEL:03-6264-6717
- コース利用時の予算:20,000円~35,000円
- おすすめ利用シーン:勝負デート・ビジネス会食
- 定休日:不定休
- 予約はこちらからどうぞ↓
『すゞ木』は銀座7丁目にある紹介制フレンチ割烹です。なんてことない雑居ビルの2階にあり、隠れ家的どころではない隠れ度合いのお店になっています。
ちなみに、ドアのキーは常に閉まっているので、一癖ある入店方法でいざ中へ・・・。麻布界隈の飲食店でたまにある入店方法なので、それに慣れている方はスムーズに入れるかと思いますよ。
内観は温かみのあるアットホームな空間で、銀座っぽい敷居の高さは感じさせません。ローカウンター8席のみのこじんまりとしたスタイルなので、静かに落ち着いた一人・デート・会食などで楽しみたいケースにおすすめ。
『すゞ木』の極上のフレンチコースを堪能
カウンター奥に通され着席して一息ついてる中で、こちらの『すゞ木』を紹介してくれたお店のことに関して談笑する。「たいていの新規のお客様が誰かに連れ立っていらっしゃるので、一人で来られるのが珍しくて少しビックリしたんですよ」と女性スタッフから一言。なるほど、だから電話予約の時、少し戸惑われていたのか・・・ここで妙に納得しました。
そんなこの『すゞ木』を営まれているのはご夫婦です。旦那さんが都内の有名ワインバー『シノワ』でシェフとして、筆者の電話対応した奥様が名古屋のバーでバーテンダーとして修業を積んできました。ご両人とも柔らかな雰囲気を持っていて、なんとなく銀座っぽいおもてなしが身についている気がします。
さて、ほどなくしてフレンチコースのスタートです。まずシェフからはお通しやオードブルのホワイトアスパラガス、奥様からは爽やかなフルーツカクテルをいただきます。
しっかりとしたホワイトアスパラガスの甘みと食感、生ハムの塩味、そして風味の良いカクテルの相性がたまりませんでした。フレンチとカクテルのペアリングという、シェフとバーテンダーがいるお店ならではの十八番を早速堪能。
つづいて大きいフォアグラ入り卵焼きと、カカオテイストのアレキサンダーをペアリングで楽しみます。料理・お酒ともに濃い口なので、合わせることで口・鼻の制圧度が半端じゃない。バランスよく嗜むのが少々コツがいる感じ。心の中のコースへのギアがかなり上がっていきます。
さて、ここでシェフから閑話休題・・・。ハマグリの旨み・塩味が凝縮しまくったスープは、スッと引いたテイストかと思いきやガッツリです。ギアを上げるどころかちょっとした切り替えになるくらいで、いやはや驚かされました(笑)
このあと、旨みたっぷり信州サーモンとレアブランド・伊賀牛が続きます。信州サーモンはカリッと揚げた皮やしっとりしたほうれん草も最高でした。一皿当たりの満足度はサーモンが最高でしたかね。伊賀牛については、コニャックとのペアリングも含めてまた後ほど紹介します。
メインの2皿が終わるとコースは終盤に。ご飯ものの北海道ぼたんそばは、清涼感と豊かな香りがたまらない印象でした。添えてあるキャビアと軽く混ぜ合わせると、海の旨みが混ざりまた違った顔を見せて最高でした。
ラストの三重県産抹茶プリン、こちらも〆としてよかったです。そば~抹茶プリンの流れは和のテイスト満載で好みでした。
以上がフレンチコースの流れでした。コースの流れが最高でしたが、各皿の個性も際立っていて印象に残るものばかり。ぜひ再訪したいものです。
『すゞ木』で飲んだ!今宵のブランデー(コニャック)紹介「MARTELL NOBLIGE(マーテル ノーブリッジ)」
フランスのコニャック地方にあるマーテル社が手掛ける逸品です。同社はコニャック地方でも最古の歴史を持つメーカーとして有名で、世界中に多くのファンを抱えています。
いくつかのシリーズがありますが、こちらでいただいのは「マーテルノーブリッジ」でした。これ本当に、最高に、リアルに好みのブランデーでした。セクシーで甘美な香りと、フルーツの滑らかな口当たりを感じます。
浅草の有名バー『BAR DORAS』で学んだ嗜み方を実践・・・。グラスの中でゆったりと楽しんでいきます。見えづらいですが糖分らしきものがグラスに付着しているような・・・?うまく嗜めたような?(笑)
今回は『BAR DORAS』を紹介します。 目次 1 浅草随一のユニークなコニャックバー『BAR DORAS』とは?2 …
さて、この最高のブランデーとペアリングしたのが伊賀牛の網焼き。伊賀牛は松坂牛よりもレアなブランド牛で、東京都内のレストランでもほぼ取り扱っていないものです。柔らかいながらも噛みしめるほどに旨みがドンドン出てくる・・・そんな印象の上品なお肉でした。
なにやらシェフがとある地方のお店で食べた時に「自分ならもっとこの伊賀牛をおいしく活かせる!」と思い立ち、『すゞ木』の看板メニューの一つにしました。うむ、たしかに、プロが惚れ込むほどのおいしさかもしれませんね。
豊潤な香りの「マーテル」との相性も最高でした。伊賀牛を口に含み噛みしめ飲み込み、まだ旨みが残っているうちにブランデーを流し込んで・・・口と鼻を甘美な魅力で包む。これ以上、最高の鉄板ペアリングはあるのでしょうか?いやないでしょう!
【タリトネのグルメ数珠つなぎ】おすすめレストラン・バーをちょこっと紹介
ここで『すゞ木』に関連するお店をちょこっと紹介します。
渋谷『シノワ』
シェフの修行元であり、東京都内を代表するワインバーでもあります。コース料金自体はそこまでお手軽ではありませんが、料理・お酒のクオリティーやホスピタリティを考えるとコスパ最強といえるかもしれません。店内の雰囲気も高級感があり、とっておきのデートや食事におすすめです。
銀座『すゞ木』のカウンターで至極のフレンチとカクテル・ブランデーを堪能しよう
以上、銀座のフレンチ『すゞ木』の紹介でした。「フレンチ割烹」を称するお店なので、食事は箸でいただきます。箸で至極のフレンチを食べながらカクテル・ブランデーを合わせてみてくださいね。
なお、カウンター後方にはワインがあり、カウンター上にはウイスキーが置いています。ワイン好き・ウイスキー好きのニーズも満たせるお店です。
もし、こちらのお店につながるコネがある方はぜひ利用してみてくださいね!
予約はこちらからどうぞ!