今年1月8日、政府から正式に非常事態宣言がなされ、飲食店にはクローズ20時までの時短営業が要請されました。
古くからバー(オーセンティックバーやパブ、ショットバー)は21~25時頃(所謂、バーのゴールデンタイム・バータイム)が最も繁盛するとされてきました。基本的に居酒屋やレストラン等で食事を済ませた後、2~3軒目として利用されてきましたからね。
そうしたニーズがメインであったバーにとって、営業時間が20時まで短縮されることは仕事終わりの常連客の遠退き、2軒目のデート利用としてのニーズ減少等々、いくつものデメリットが生じます。
各バーは宣言下において、上記のデメリットに加えて、水道光熱費や人件費等のランニングコストの費用感や、それまでのメイン顧客層がどのようなものかといったことを鑑みて、休業や時短営業に踏み切っているようです。
しかし、都内のバーの中には休業や時短営業ではなく、営業時間の繰り上げをして新たな形でのバー営業を試みているお店がいくつかあります。そこでこのページでは、お昼過ぎから営業しているバーをいくつか紹介します。
あなたも平日はともかく、休日だけでもお昼過ぎからバーに行ってゆったりとお洒落なお酒と雰囲気に酔いしれてみませんか?
※こちらに掲載するバーの情報は随時更新していく予定です。ですが、オープンする時間帯や営業状況について誤っている可能性もありますため、もし実際にお店へ訪れる際には電話等で事前に確認を取っておくことをお勧めします。
<当サイトで紹介済みのバー>
銀座『Bar Landscape.』:15時~OPEN
日本のバー文化の中心・銀座にある、バーテンダーの技術を競う大会で活躍してきたマツオ夫妻が取り仕切るバーです。銀座においては比較的新しいバーで、店内は地下にあるとは思えない程の開放的なバー空間が広がっています。15時から営業していますので、銀座で買い物や、遅めのランチを取った後にでも利用してみてはいかがでしょうか。
麻布十番『Bar FORTIFIED』:16時~OPEN
麻布十番にて主にシェリーワインを幅広く取り扱うバーです。店内には昭和60年代以降の歌謡曲が流れ、どこかレトロで落ち着ける雰囲気が漂っています。「ワインバー」のそれとは一線を画すオーセンティックなスタイルのバーです。
青山・表参道『ラジオ』:16時~OPEN
オープンから30年以上経つ老舗バーで、創業者のオザキさんと共に『ラジオ』の名は東京都内のバー界隈に知れ渡っています。16時オープンのため、青山周辺でショッピングした際にでもフラッと立ち寄ってみても良いかもしれません。扉を開ければ、あっという間に『ラジオ』の世界を堪能できることでしょう。
恵比寿『ODIN』:15時~OPEN
東京バー界の奇才・キクチさんが仕切る恵比寿の名店です。徹底的にこだわり抜かれたウィスキーやフルーツカクテル、フードメニューをお昼過ぎから堪能できるのも宣言下ならではの贅沢かもしれません。
神楽坂『歯車』:15時~OPEN
神楽坂の有名バーです。宣言前のかねてより早い時間帯からオープンしてきました。『歯車』には静寂・暗闇・冷艶といった言葉がピッタリな世界観が醸し出されており、明るい時間帯程その独特な世界観と外の世界とのギャップに圧倒されてしまうはずです。
神楽坂『Bar 柿沼』:14時~OPEN
神楽坂の隠れ家的バーです。紳士なマスターとこじんまりとした店内の雰囲気から、オーセンティックバーながら非常にリラックスできるお店です。
赤坂『キサラ』:14時~OPEN
赤坂のワインをメインに取り扱うバーです。暗い店内でリラックスしつつ、パートナーとともにお酒を楽しむのにおススメできます。
浅草『Bar 3wood』:15時~OPEN
ラム酒やシガーをメインに取り扱うバーです。店内には木材が惜しげもなく使用され、店名に恥じぬくらいの木や森、大自然を思わせるような雰囲気作りがなされています。なお、フレッシュフルーツは取り扱っていないそうなので、フルーツカクテルを求める際は別のバーを検討した方がよいでしょう。
大森『テンダリー』:15時~OPEN
女性バーテンダーの草分け的存在・ミヤザキさんがオーナーを務めるオーセンティックバーです。そのカリスマ性で日本全国の女性バーテンダーから多大なリスペクトを受けています。高いホスピタリティをもつバーのため、バービギナーの方にもおススメできます。
<当サイトではまだ未紹介のバー>
以下は当サイトにはまだ紹介記事を載せていないバーになりますが、非常に良いおススメのバーのための簡単な紹介とともに載せておきます。また、紹介記事についても近日公開させていただく予定です。
新宿三丁目『ブリューダー』:13時~OPEN
都内有数のバー街・新宿三丁目内の雑居ビルにあるオーセンティックバーです。マスターの趣味から店内にはベートーヴェン作の楽曲が流れており、滞在していると自然と優雅な気分に浸ることができます。
神楽坂『サンルーカルバー』:14時~OPEN
『歯車』と双璧をなす神楽坂の代表的なバー『サンルーカルバー』も、14時という明るい時間帯から営業しています。ちなみに、レジェンドバーテンダー・ウエダさんのかつての右腕であるシンバシさんのバーです。コロナ対策に万全に万全を喫しているため、この状況下でも安心してお酒を堪能できるでしょう。
神楽坂『Bar Leaf』:14時~OPEN
大坂で研鑽を積みカクテルコンペで活躍したマキナガさんが、昨年に神楽坂で独立した比較的新しいバーです。筆者は開店間もない頃に伺いましたが、その時には独立を祝して『tiare』のミズサワさんら多くのバーテンダーより送られた花束が店内に飾ってありました。
浅草『サンボア』:14時~OPEN
大坂・北新地にある「サンボア」の浅草店で、基本的にはスタンディング形式で楽しむバーです。