ただの小言。まとまりのない話なので悪しからず。
一都三県で「緊急事態宣言」が発令されることに対するバーのリアクションは様々。ザックリ調べただけだが、筆者個人の感覚的に6割くらいは宣言に従い休業、次いで3割をカフェ及びノンアル(モクテル)などの変則営業、そして残り1割は酒類の提供を含めた通常営業といった感じ。
バーが宣言に従い休業するのが“正義”ではないし、問答無用で通常営業を続けるのが“悪”というわけでもないだろう。なにせ飲食店(+大型商業施設やイベント)への規制&お願いベースの自粛で約2年間進んできてしまっており、建設的な議論がなされていないように思えるわけで・・・。
さて、そんな宣言下で、筆者は喫茶店・カフェ営業をしているバーを何軒か巡ってきた。オーセンティックバーと呼ばれるバーでは、こだわり抜かれた内装の中で、一定のクオリティのお酒を嗜むのが王道の楽しみ方というものだが、意外にもお茶やノンアルカクテルなどを雰囲気抜群のバーで楽しむというのも良いものだった。以下、備忘録的な雑感。
バーの変則営業としてカフェへの転換は王道といえる。もともとアイリッシュコーヒーなどもあったことだしね。さて、巡った中で筆者的に印象に残っているのは神楽坂の『歯車』。店主・ハマモトさんのこだわりのお茶を、あの特別なバー空間で楽しむというのは、そこらへんのカフェではけっして味わえない。そして何より、彼がお茶屋的な非日常を寧ろ楽しんでいるようなところも印象深い・・・(笑)。このバーと、ハマモトさんは「楽しむ」ということに関して無敵なのだろう。
また、銀座『5517』や神楽坂『Bar Leaf』といった、ノンアルコールカクテルの技術の下地があるバーでは、日々試行錯誤しながらカクテルメイクがなされている。ただのジュースとは一線を画す、「カクテル」としての甘みや酸味、或いは苦味が織り交ざった美味しさは贅沢の極み。何軒か行ってみて、素人ながらに「カクテル」への姿勢・情熱・技術・知識の差みたいなものは感じられて、単純に結構面白かった(笑)。
そして、かき氷屋に期間限定で転身しているバーも少なくない。これまで色々なバーテンダーから、バーとかき氷の相性の良さは語られてきた。お値段は多少張るだろうが、バーの広く深い知識によって作られた「かき氷」を、普段バーに行かない人にも食べてみて欲しいなんて思ったりして。
ところで、世の中に「カフェ巡り」なんて趣味がある。休日とかにお洒落なカフェに訪れて、美味いコーヒーなどを楽しむやつ。「カフェ巡り」を趣味としている人には是非、この機会にバーにも足を延ばしてみて欲しい。普段行くようなカフェ・喫茶店とはまた違った雰囲気で、のんびりお茶するのも意外と良いものだったりする。細かくは書かないが、「カフェ巡り」と「バー巡り」は親和性高い気がしないでもない。
それと、もし20~30代の方々でワクチン接種に無関心な人、是非ワクチン接種できる状況なら予約しましょ、そして接種しましょ。接種する気がない人は飲食店で酒を飲むべきではないし、フェスなどのイベントに参加してはダメだと個人的には思ってます。
以上、小言。はー、いつまで吞気に“お願い”してんでしょうね。正直、今年以降に限ってだが、路上飲みとかどんちゃん騒いでる大学生や若者ばかりを責められんですよ。100%の偏見だが、若い頃に渋谷とかでフツーの飲みをしてこなかったんだろうな?
とにかく、はやく普通に飲みたい!!!