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★筆者の小言★「マスター、いつもの」をやったことない

どうも、バー好きのタリトネです。今回は小言をボソボソと。

東京など一都三県でも蔓延防止が解除されたことで、久々にラストオーダーを気にせずバー巡りができている。やはり東京は静まり返っているよりも、街の灯りや人で多少なりとも活気のある方が似合っている。

さて、最近ちょっと思ったこと。

静かなバーで渋いサラリーマン客が「マスター、いつもの」って、店主にオーダーするやつ。ドラマ・映画とかでよくあるベタなシーン。使い古されたネタだけど、やはりどこかちょっぴり格好良い。

これまで散々バーに行ってきた筆者だが、まだ一回もそのセリフを言ったことがない。定期的に通っているバーでさえ・・・。

思い起こせば、馴染みのバーテンダーはこちらが「マスター、いつもの」という前に色々と察してくれていた。

それは「常連客」っぽくなる店ほど、こちらが「マスター、いつもの」って言わずとも、こちらが着席して一息つく頃には察して「○○でよろしいですかね?」って聞いてもらえるのだ。そう聞かれれば、こちらは「うん」と首を縦に振るだけで済む。

なんとなく寧ろこのやりとりの方が、阿吽の呼吸でコミュニケーションできてる気もして嬉しいような(笑)。

そしてバーにおいては、そうリードしてくれる方がホスピタリティが高いのかも?・・・なんて。

こうしたお店側の良い意味でフレンドリーな接客に加えて、筆者はほとんどの店でオーダーを固定していないことも「マスター、いつもの」を言わないのに拍車をかけている。カクテルかウィスキー、シェリーワイン、ラムなど何を頼むかの大枠すらもあまり決めていない。そんなひたすらな気分屋が“いつもの”を作れるはずもなく。

そんなこんなで、筆者はあの「マスター、いつもの」をしていない。とはいえ、いつの日か、チャンスがあったらしてみたいものですな。