銀座『GINZA TENDER』は会員制の一人飲み向けカクテルバー

今回は『GINZA TENDER』を紹介します。

銀座の会員制名バー『GINZA TENDER』とは?

銀座のとある雑居ビルにひっそりと構える会員制・紹介制オーセンティックバーです。東京のバー好きで知らない人はいないと思います。もしいたらその人はモグリです。

関連記事

今回は、「銀座のバーおすすめ5選!初心者でも一人やデートで楽しめる名店・人気店特集!」と題して、銀座にあるバーを紹介する。 銀座は日本一のバー激戦区!名店で至極のひととき 銀座のバーの起源は1920年代にさかのぼる。一軒家のバー「ボルド[…]

2021年にそれまでお店があった能楽堂ビルから移転して、別のビルでリニューアルオープンしています。訪店する際は間違わないようにご注意ください。ビルのエレベーターで?階まで上がると、左手にオーラ漂うドアと「会員制」の文字。少しビビるかもしれませんが、勇気を振り絞ってバー空間へ足を踏み入れましょう。

店内はブラウンとホワイトを基調にしたシンプルな空間で、それを程よい照明とジャズなどのBGMが温かく包んでいます。席は6席程度のハイカウンターと、グループ席が1つという構成です。移転前の約半分程度のキャパとなっています。

泣く子は黙り、酔いどれ客は背筋を伸ばし、そして多くのバーテンダーが畏敬の念を抱く・・・今回はそんなバー『GINZA TENDER』を紹介します。筆者が魅力を伝えきれるかやや不安ではありますが(笑)。

カクテルを愛する銀座で一番の有名バーテンダー

店主・ウエダさんは日本バーテンダー界きっての有名人です。国内外に多数のファンを持ち、カクテルやバーに関する著作も多く出版しています。バーテンダーを志した原風景は、生家に多数のお酒とホームバーがありそれらへ親しみやすい環境だったことにあるそうです。

ご本人は下戸だそうですが、銀座の名店「資生堂ロオジエ」などにて経験を積み、国内外のカクテルコンペで活躍してきました。その後、銀座にて『GINZA TENDER』を開店・独立を果たします。

「まだまだ・・・100歳までバーテンダーやり続けますよ!」

代名詞的カクテル・ギムレットを見事な“ハードシェイク”で仕上げた後、彼は気合十分にそう言いました。もっとこじんまりと静かにバーを営業したいという思いもあって移転したそうですが、バーやお酒への内なる熱量は変わっていません。修業時代から現在に至るまで、カクテル作りに夢と自信を持ち続けているまさに“THE・バーテンダー”です。

新店ではウエダさんとお弟子さんの2名体制で、カクテルメイクはウエダさんが主に担当しています。接客は正直なところフレンドリーではなく、来客とある程度距離を置いたフラット寄りなスタンスです。筆者は宇都宮でのバー巡りの話題や、ウエダさんの思い出話などもあって割と談笑できましたが・・・そんなケースはもしかしたら稀かもしれません(笑)。

『GINZA TENDER』では絶品のオリジナルカクテルがおすすめ

メインはもちろんカクテルです。「カクテルアーティスト」を自称するウエダさんによる一杯を堪能しましょう。ウィスキーなどもあるかと思いますが、それをこのバーで飲むのは野暮かもしれません。

関連記事

今回はバーでの定番カクテルを紹介する。カクテルの中でもマティーニ・マンハッタン・サイドカー・ギムレットなどのショートカクテルを中心に、それぞれのカクテルの魅力を少しでも伝えたられたらと思う。 後半にはバー好きの筆者的におすすめなカクテ[…]

関連記事

今回はアペリティフをテーマにした記事。 最近では日本においてもジワジワと広まってきている素敵な文化について、おすすめのアペリティフカクテル・洋酒紹介とともに綴っていく。 アペリティフとはフランス流の0次会文化 最近たびたび[…]

関連記事

今回はお酒にマッチするおつまみを紹介する。紹介するのはバーでもよく「お通し(バーチャーム)」として提供されることも多いものばかりなので、自宅での気軽な飲みにもおすすめできる。 絶妙な甘みや塩っ気が魅力のおつまみは、カクテル・ウィスキー[…]

【ちょっぴりカクテル紹介!】ウエダさんの傑作キングス・バレイ

ウエダさんによる代表的なオリジナルカクテルの一つ。スコッチをベースに、ホワイトキュラソーとライムジュース、そしてブルーキュラソー1tsp加えて作ります。そのレシピからは想像もできないような、鮮やかなグリーンの色をしている一風変わったカクテルです。

「コンペに出品するにあたって、味や香りだけでなく色に特徴を出してみたかったんです。ジンとか色々と試してみて、スコッチでやってみたら不思議とこうなったんですよ(笑)」と彼は回顧します。

当時、色に特徴を打ち出したカクテルは創作されておらず、その斬新さから出品した大会で見事に優勝。彼の人気・知名度をまた一段階上げたカクテルになりました。

ベースのスコッチは、ホワイトマッカイで作っていただきました。濃い琥珀色と、レーズンっぽい果実感やバニラ香を感じるやや甘めなウィスキーです。クセはほぼないためご自宅でも気軽に試せますよ!

おすすめの利用シーンは一人飲み

大前提として、一応は会員制・紹介制を謳っています。そのため、初来店の前に彼の弟子や銀座のバーテンダーのお店に行き、『GINZA TENDER』を利用してみても良いか探りを入れてみましょう。もしくは、ウエダさんと懇意にしている方に連れて行ってもらいましょう。

とにかく、いきなりこちらでバーデビューはやめておいた方が良いということです。そういうお店ではないと感じます。

おススメ利用シーンはバーに慣れていれば一人飲み、または酒の飲み慣れている親しい友人・同僚とのサシ飲みです。くれぐれも静かにお酒を嗜んでくださいね

関連記事

バー(BAR)で一人飲みする際の過ごし方は、バー初心者の方にとってはトップクラスに気になることだと思う。これまでバーで散々飲み倒してきた筆者も、周囲から「バーで一人飲みしてみたいけど、何すればいいかわからないんだよね~」なんて言われてきた。[…]

関連記事

紳士諸君の中には、バーに行く時の服装選びで迷ったことがある方もいるのではないだろうか。「オーセンティックバー」「ホテルバー」などのオシャレでリッチなバーでは、厳格なドレスコードがあるわけではないものの、ジャケパンやスーツスタイルなど推奨され[…]

関連記事

今回はバーでの定番カクテルを紹介する。カクテルの中でもマティーニ・マンハッタン・サイドカー・ギムレットなどのショートカクテルを中心に、それぞれのカクテルの魅力を少しでも伝えたられたらと思う。 後半にはバー好きの筆者的におすすめなカクテ[…]

関連記事

今回の記事では大学生・専門学生などがバーへ初めて行く際に、気を付けておきたいポイント・注意点を紹介する。学生時代からアラサーになる今日まで、東京都内を中心に腐るほどバーで飲んできた筆者・タリトネが、学生でも楽しいバータイムを過ごせるような情[…]

『GINZA TENDER』情報まとめ

  • 公式サイト/SNS:なし(TEL:不明)
  • アクセス:東京都中央区銀座6-5-15 銀座能楽堂ビルの・・・近くのどこか<最寄り駅:銀座駅>
  • キャパ・広さ:★★☆☆☆
  • 価格設定のオーセンティック性:★★★★★
  • ウィスキー:★★★☆☆
  • カクテル:★★★★★
  • 接客スタンス:★★☆☆☆
  • 一人飲み:★★★★★
  • デート飲み:★☆☆☆☆
  • 友人・知人飲み:★★★★☆
  • 初来店はぜひ緊張して行ってほしいバー度:★★★★★
  • 『GINZA TENDER』が気になる方におススメのバー:ウエダさんと交流があった宇都宮の老舗バー『カクテルバータナカ』
関連記事

今回は『カクテルバー タナカ』を紹介します。 宇都宮の名店『カクテルバー タナカ』とは? 栃木・宇都宮の泉町にある路面店型の老舗バーです。喫茶店のような柔らかい雰囲気の扉を開けると、ウッド調の店内と、正面に7席程度のこじ[…]

※「情報まとめ」項目の説明はこちら!

最後までお読みいただきありがとうございます!
紹介情報はお役に立てましたでしょうか?
当サイトではこの他にも魅力的なバーを沢山紹介しています。
是非ともトップページなどにあるエリア検索機能などからお目当てのバーを探してみてください!
今宵、あなたにとって至福のバータイムが訪れますように・・・。