麻布十番・元麻布『Bar la Hulotte』は一人飲みできるカクテルバー

今回は『Bar la Hulotte』を紹介します。

麻布十番・元麻布の隠れ家的バー『Bar la Hulotte』とは？

麻布十番駅から元麻布方面へ徒歩数分、閑静な住宅街に溶け込むように店を構える路面店型オーセンティックバーです。ドアを開けて店内に入れば、どことなく幽玄な雰囲気が漂っています。

温かみのある照明が演出する雰囲気の中では、カウンター席の左に飾られた一輪の花と、様々なボトルが配されたバックバーが非常に印象的です。

席構成は7席程度のローカウンターのみです。一人飲み・サシ飲みでじっくりと寛げるキャパになっています。一応、2人用のウェイティングスペースが店の奥にありますが、カウンター席が満席だった場合の非常用席みたいなものとなっています。

青山の老舗バーで経験を積んだ紳士バーテンダー

店主・カワセさんは明るく、柔らかな雰囲気のあるバーテンダー。これまで2つの老舗で経験を積んできました。

まずは、青山の名店『ラジオ』にて、故・オザキさんのもとでお酒やバーの基礎を学びました。店内の雰囲気はやや独特なのも、まさに『ラジオ』譲りの美的感覚なのだと感じます。

「（ホンダさんやハマモトさんと）僕で一階カウンターを営業していた時期があるんですよ（笑）」

かつて、カワセさんが『ラジオ』に在籍していた頃、新宿三丁目『ル・パラン』のオ―ナ―・ホンダさんと、神楽坂『歯車』の店主・ハマモトさんとともに現場を回していた時期があったそうです。

ホンダさん・ハマモトさん・カワセさんは、『ラジオ』出身のバーテンダーを代表する3人としてバー界隈に知られています。それぞれバーテンダーとしての基本的な姿勢・技術を抑えたうえで、独立後も唯一無二の個性を発揮して多くのファンを抱えています。

彼らが同じバー空間にいた時代、バー好きにとってはまさに“『ラジオ』黄金期”ともいえる贅沢なものだったのではないでしょうか。

カワセさんは『ラジオ』にてそんな密度の濃い時間を約4年過ごした後、縁あって麻布十番の老舗バー『命乃水』にて研鑽を積みます。同店のオーナー・オノさんは、麻布十番近辺でも最古参のバーテンダーで、これまで幾人もの若手を育て上げてきました。

カワセさんはオノさんの現時点での”最後の弟子”であり、約3年に渡り彼から様々なことを吸収しました。

『ラジオ』・『命乃水』という2つの老舗で経験を積んだ後、不義理のないように新天地である元麻布にて『Bar la Hulotte』を開店・独立を果たします。筆者の所感ですが、独特なバー空間は『ラジオ』の雰囲気、一見さんに対しても明るく柔らかな接客スタンスをする姿は『命乃水』イズムを感じます。

『Bar la Hulotte』では美味しいカクテルとウィスキーがおすすめ

メインはカクテルやウィスキーといった洋酒です。カワセさんの経験に裏打ちされた確かなカクテルメイクのテクニックと、ボトルの選定で来客を楽しませてくれます。

おすすめの利用シーンは一人飲みやサシ飲み

カウンターのみなため、一人飲み・サシ飲みが一番おススメです。また、麻布十番駅からそこそこ歩いて閑静な住宅街にポツンとあるため、近隣住民の方以外は来店前に空席確認をしておくのがおススメですよ。

『Bar la Hulotte』情報まとめ

• 公式サイト/SNS：公式サイトはこちら（TEL：03-3401-8839）
• アクセス：東京都港区元麻布3-12-34 大野ビル1F＜最寄り駅：麻布十番駅＞
• キャパ・広さ：★☆☆☆☆
• 価格設定のオーセンティック性：★★★★☆
• ウィスキー：★★★★★
• カクテル：★★★★★
• 接客スタンス：★★★★☆
• 一人飲み：★★★★★
• デート飲み：★★★☆☆
• 友人・知人飲み：★☆☆☆☆
• 老舗のハイブリットバー度：★★★★★
• 『Bar la Hulotte』が気になる方におススメのバー：新宿三丁目の名バー『ル・パラン』

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