バーのNGマナーとは?オーダーの仕方などを初心者に向けて解説!

これまで200軒近くのバーへ訪れてきた筆者。バー巡りの過程で、バー未体験の方やバー初心者の方から「BARって細かいマナーがありそうでめんどくさそう」「BARでの過ごし方がよくわからない」などとたまに言われてきた。

今回の記事は、東京などにあるバーの紹介記事をまとめている当サイトで、そういえばやっていなかった網羅的なバーマナー紹介!

筆者がバーで体験してきたエピソードなども交えつつ、あなたに面倒くさいけど楽しいバーの魅力を伝えられたらうれしい限りだ。

なお、バーのドレスコードや大まかなマナーについて紹介している記事もあるので、もしお時間あるようだったらそちらも併読してみて欲しい。

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入店前後から着席まで

まずは、バーでの振舞い方やオーダーの仕方の前に、バーでの予約や入店前後の心構えについて紹介する。

予約や人数について

まず、バーでの予約について。

前提として覚えておきたいのは、バーでは基本的に予約を受け付けていないこと。せいぜいお店に行く十数分前くらいから「今、カウンター2席空いてます?」と電話で空席確認する程度が一般的だろう。

カウンターメインの高級な鮨屋などのように「一日二回転」といった事前予約交代制を設けていれば別だろうが、基本的にバーはコースがないため表立って予約を取ることもないのかもしれない。

もちろん、予約ウェルカムなお店や、コースを設けた完全予約制のバーもあるが、そういったところは少数派のはずである。

そして、バーに行く人数だが、1~4人が“常識的”な範囲だろう。5人以上でバーを利用したい場合は、店へ事前に確認を取っておいた方が良い。

ちなみに、バーの席構成のテンプレは、1~2人客がくつろげるカウンター7~10席分、3~4人のグループ客のためのテーブル席が1~2つ分となっている。

タリトネ
5人以上で楽しめる席は基本的にないと思ってください!

空席があっても勝手に座らない

バーに入って、カウンター席を見て空席があったとしても、バーテンダーやスタッフの許可なしに座らない方が無難だ。

バーテンダーはカウンター席の客の配置に気を使い、どの席に座ってもらえばベストの接客ができるかなどと考えているから・・・。

もちろんそこまで神経質に考えていないバーテンダーもいるので、ひとまずは「こちらにどうぞ」とバーテンダーに席を促された場合は素直に従うと覚えておけば良いだろう。

ちなみに、筆者は具体的な席の案内がなかった場合、まず「このあたりで良いですかね?」と確認を取ったうえで、真ん中の席から少しずれた席に座ることが多い。

バーテンダーが凛としてカクテルメイクする姿越しに、ボトルが沢山並んだバックバーを眺められるからおすすめだ。たとえば上の写真のようにな眺めになる。

タリトネ
真ん中から少しずらすのは、筆者がバーテンダーと正面で話せない恥ずかしがり屋だから。深い意味はないです・・・(笑)

荷物を勝手にカウンターや隣席へ置かない

バーに行ったときに度々起こる荷物問題。

カウンター下にカゴが置いてあることはほぼないので、初心者の方はどこに荷物を置いてよいのか戸惑うかもしれない。

何気なくカウンターに置きたくなるかもしれないが、荷物のカドでカウンターを傷つけるかもしれないためNGだ。

また、隣席に置きたくなる場合もあると思うが、その際は一度バーテンダーに荷物を置いて良いか確認してほしい。もしかしたら、すぐ後から来客があるかもしれないため、無断で置くのは止めておこう。

コロナ対応に応じる

近年の感染症流行により、バーでも最低限の感染防止策を講じています。たとえば除菌スプレーやアクリル板の設置、おでこや手首で検温などが代表的な感染防止策。

今後、アクリル板や検温は時とともになくなっていくかもしれないが、除菌は騒動が終わっても続いていくと考えられる。もしお店から除菌などを求められたら素直に応じよう。

タリトネ
除菌や検温はバーマナーのニューノーマルになると思います!

着席中やオーダー時

ここでは入店後のオーダー時や着席中のマナーを解説する。バーでの時間を楽しむための最重要事項ばかりのため、気になる方はぜひ参考にしてほしい。

カクテルのオーダーの仕方

バーでドリンクをオーダーする際は、バーテンダーに下記の2つは確実に伝えてほしい。恐らく、バーテンダーがカクテルを作る際に絶対に知っておきたい要素だ。

  • アルコールの度数
  • 甘味と酸味、さらには苦味などのバランス

一般的なカクテルのなかには、強いものだとアルコール度数が30度近くにも及ぶ種類がある。そのため、バーに慣れていない方は、まず度数の強弱を伝えるのが絶対におすすめ

さらに、甘味や酸味などのバランスも伝えた方が良い。どういった味や香りのする一杯が飲みたいのか遠慮なく伝えてみてほしい。

バーテンダーのテクニックにもよるが、度数や味のニュアンスは飲みやすさにかなり影響を与える部分のためハッキリと伝えるべし。

バーによっては写真のように、カウンター上のミニ黒板などにおすすめメニューが書いてあることや、メニュー表を渡してくれるところがある。そういったお店ではメニューを参考にオーダーすると良い。

もしメニューがなければ、好みのニュアンスをバーテンダーやスタッフに伝えてほしい。簡単ではあるが、オーダーの典型的なOK・NGパターンを紹介しておく。

OKオーダー例

「度数はあまり強くないもので、フルーツやリキュールの甘さをゆったり堪能できるもの」

「ジンやウォッカをベースにして、さっぱりした香りや味をサクッと楽しめるもの」

NGオーダー例

「私に似合う一杯をお願い」

「最近仕事でミス続きで・・・元気の出る一杯ください」

NGオーダーでは度数や味のニュアンスを伝えず、非常に曖昧なものになってしまっている。バーテンダーはニュアンスが把握できず、困り果ててしまう。

結局はOKオーダーですでに言っているようなことを、バーテンダーから「度数はどれくらいが良いですか」などと逆質問されるのがオチだ。

タリトネ
度数・味のニュアンスはマスト、それに加えて普段飲んでいるお酒やロングorショートなども伝えられたらGOOD!

目の前のボトル・グラスを勝手に触らない

バーのカウンターにはボトルやグラスが置いてある場合があるが、そういった物を勝手に触るのはダメである。理由はシンプルで、ボトルはただの飾りでなく、店の大切な商品だから。大切な商品に勝手に触れて、指紋を付けるのはよろしくない。

とくにウィスキーやジンなど、特定のお酒に重点を置いたバーの場合、上の写真のようにボトルがカウンターにズラ~っと並べられてることがある。こうした場合でも、ベタベタ触るのは避けよう。

無許可でボトルや店内を撮影しない

バーにあるボトルやアンティーク・インテリア、さらには店内全体を無断で撮影するのは避けよう。バーは基本的に静かな酒場で、ゆったりとくつろぐべきところ。

そうした酒場で「パシャパシャ」とスマホなどで撮影しては、せっかくのバーの雰囲気が崩れてしまう。どうしても撮影したい場合はバーテンダーに「写真撮っても良いですか?」と確認を取ること。

タリトネ
大半のバーテンダーは撮影させてくれますので、安心して撮影許可を取ってみてくださいね。左の写真も、とあるバーで許可を貰って撮りました!

会話のボリュームや振舞い方

バーは静かな酒場のため、会話のボリュームや気を付けてほしい。くれぐれも一般的な居酒屋などと同じようなテンションで過ごさないようにすること。

タリトネ
騒ぎすぎてスタッフから注意されているオジサマたちやカップルに何回も出くわしてきました。みんな恥ずかしそうにシュンとしてたな~(笑)

カクテルやウィスキーなどお酒の飲み方

ここからはカクテルやウィスキー、ジンなどのバーでよく提供されるお酒の嗜み方を紹介する。絶対的な飲み方ではないが、ベタな飲み方だと思うので気になる方は参考にしてみてほしい。

ショートカクテルの飲み方

ショートカクテルとは、グラスに氷が入っていないカクテル。たとえばマティーニやマンハッタン、ギムレット、サイドカーなどが代表的なものになる。度数は大体20~30度ほどのものが多く、アルコール感をしっかりと感じながら楽しめる。

作る過程で冷やした状態で提供されるものの、グラスには氷が入っていないため、時間が経つとともにぬるくなってしまう。

ぬるくなると美味しさが失われるため、ショートカクテルを飲む際のポイントは15~20分くらいでサクッと飲み終わるのがベター。それ以上時間が経ってしまうと、美味しくなくなり余計に飲みづらくなってしまうため注意が必要だ。

これだけ書くと初心者には飲みづらい印象を持たれるショートカクテルだが、「前は飲み方失敗したけど、今回は上手く楽しめたな~」と経験を積むほどに魅力が増すので、ちょっとでも興味がある場合はぜひチャレンジしてみて欲しい。

タリトネ
ショートカクテル入門としては、フレッシュフルーツカクテルを使用した飲みやすいものがおすすめです!

ロングカクテルの飲み方

ロングカクテルとは、グラスに氷の入ったカクテルを指す。たとえばジントニックやモスコミュール、モヒートなどが代表的なもの。ゴッドファーザーやネグローニなどのロックスタイルのカクテルもロングカクテルで、度数が高いものもあるがゆったりと飲めるものが多い。

氷が入っているためぬるくなることはまずない。しかし、時間経過とともに氷が溶けていくため、飲むペースが遅すぎると味・香りがぼやけ始める。最悪でも1杯を30分程度で飲み干すようにしたい。

一部のカクテルを除けばショートカクテルよりは飲みやすく初心者にもおすすめ。ロックスタイルのカクテルであれば、時間経過とともに味や香りの変化を楽しめたりもできる。

タリトネ
筆者はよくジントニックを飲みます!普段の居酒屋のジントニックと飲み比べてみると、バーのジントニックのクオリティの高さを実感できておすすめですよ。
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ウィスキーやジン・ラムなどのスピリッツの飲み方

近年では特定のお酒に特化したバーも増えていることもあって、ウィスキーやジンなどのスピリッツをバーで飲む方も多いと思う。スピリッツによって細かな楽しみ方は違うため、ここではあくまでもベタな飲み方を紹介する。

まず、ストレートの楽しみ方は、正直これといってルールみたいなものがない。強いて言えば、1杯で1時間かけて飲むなど、店側にとって非効率なほど席を独占してしまう飲み方はあまり歓迎されないだろう。

スモーキーなウィスキー、香り・風味の強いブランデーやラムなどの場合は、飲み干した後もグラスに残る香りが楽しめるので、その時間も考慮して嗜んでみるとベスト。筆者もたまに残り香をずっと匂いがちだ(笑)。

次に、グラスに大きな氷を入れるロックの楽しみ方だが、氷の解け具合に合わせるだけで良い。最初はストレートに近い状態で楽しみ、氷の解けるとともに変わる味わいを楽しむのがおすすめ。氷が溶けすぎると中途半端に水っぽくなるため、様子をみつつ微妙なニュアンスの変化嗜んでほしい。

そして、水割りやソーダ割り、トニック割りなどだがべつに細かい飲み方はない。最初から飲みやすいので酔い過ぎないようにサクサクと楽しんでほしい。

タリトネ
普段親しんでいるお酒でも、バーで意外な飲み方を試してみるのも新たな発見がありおすすめです!

会計時

電子マネーだけでなく、現金もしくはクレジットカードを持参

近年では飲食店でも電子マネーが広く導入されているが、個人経営店に多いバーはまだ導入していないことが多い。「バー業界は古いな~」と思われるだろうが・・・この点はちょっと目をつむってもらえるとありがたい。

現金のみの超絶お堅い店もまれにあるが、大抵のバーでは現金以外にもクレジットカード払いは対応している。そのため、バーに行く際はクレジットカードを用意しておけばひとまず安心だ。

会計後は長居しない

現金やクレジットカードで会計した後、数十分もの長い間居座るのはよろしくない。できるだけスムーズにお店を後にしよう。とはいえ、会計後でもトイレくらいは利用しても大丈夫なので安心してほしい。

さいごに

ここまでバーの利用に関するマナーをザックリと紹介してみた。記事内容が絶対的なマナー集ではないが、バーを初めて利用する際は少し参考にしてくれたら嬉しい。あなたにもマナーや縛りの中で、いや縛りがあるからこその楽しみをバーで体感してみては!?

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