今回はハイボールにおすすめのウィスキー銘柄を紹介します。
紹介するのは、バーテンダーからも信頼されているハイボール向けウィスキーを含む厳選15銘柄です。
それでは早速紹介スタート!
世界中に数多あるカクテルの中には、人気の蒸留酒・ウイスキーをベースに使用したものがある。 ベースであるウイスキーと、リキュールやフルーツなどを組み合わせて作るウイスキーベースカクテルは、種類によって味や香りが幅広い。また、たとえ同じ種[…]
そもそもハイボールとは?
ハイボールとは英語圏において「スピリッツを炭酸水で薄めて、氷を入れたロングドリンク」を指します。スピリッツにはウィスキーをはじめ、ウォッカ・ジン・ラム・テキーラ・ブランデー・焼酎などが含まれています。
日本では【ハイボール=ウィスキー+炭酸水】という認識が広がっていますが、必ずしも「ウィスキーの炭酸割だけがハイボール」というわけではないのです。
日本のバーや居酒屋はともかく、海外の飲食店では注意が必要でしょう。日本の一部の酒好きが「スコッチアンドソーダください」「とりあえず、バーボンソーダで!」などとオーダーするように、海外でも「Whisky and soda,please.」といった風に注文してみてると良いかもしれません。
ハイボールの度数ってどれくらい?
ハイボールの度数はおおむね5~9度くらいとされています。ビールと同じくらい、12~14度のワインや15~16度の日本酒よりもやや低いくらいです。
飲み口も軽やかなので、アルコール初心者でも親しみやすいお酒といえるでしょう。もちろん飲みすぎには注意が必要ですが・・・。
ハイボールのカロリーとは?飲みすぎると太る?
ハイボールのカロリーは100mLあたりおおよそ45kcalです。ワインが100mLに対して75kcalほどなので、それよりは低いでしょう。なお、ウィスキーの濃さによってカロリーが変動するのは注意しておいてください。
また、ハイボールはビール・ワイン・日本酒などより太りにくいお酒として知られています。これはウィスキーが蒸留酒で糖質を全く含んでいないためです。製造過程で原料由来の糖質や不純物が取り除かれることで、太りにくく悪酔いもしにくくなっています。
とはいえ、カロリーを持つ成分であるアルコールは含まれているので、ダイエット中の場合は飲みすぎないようにしてくださいね。
ハイボールの美味しい作り方と割合
ハイボールは基本的に「ビルド」と呼ばれる技法で作ります。グラスの中にウィスキー・炭酸水・氷を入れて、マドラーなどで混ぜることで完成。ビルドを使ったカクテルは、身近な例だとジントニックなどが当てはまりますね。
ハイボール作りの基本的な流れは以下の通りです。
- グラスに氷を入れ、マドラーなどで氷を回しグラスを冷やす
- 氷を回した時に溶けた水を捨てる
- ウィスキーを入れて軽く混ぜ、つづいて炭酸水をそそぐ
- マドラーなどで軽く混ぜる
はい、以上のように物凄くシンプルに完成します。ウィスキーと炭酸水の比率は【1:3】ほどが目安とされていますが、自分の好みに合わせて変えていくのが大切です。
このあと、ハイボールにマッチする銘柄のウィスキーを色々と紹介していますが、その中で実際に使用するウィスキーの味・香りを自分なりに最大限楽しめるくらいの比率を探っていきましょう!
王道の味と香り!スコッチウィスキー
王道・スコッチウィスキーは銘柄によって、ストレートやロックよりもハイボールでいただくのがおすすめの場合があります。ハイボールでこそ輝く魅力がそこにはありますよ!
ジョニーウォーカーブラックラベル(ジョニ黒)
世界で最も売れているウィスキー・ジョニ黒は、お手頃価格にも関わらずハイボールとして楽しめるコスパ抜群な銘柄です。
「タリスカー」・「ラガヴーリン」など人気ウィスキーをベースに作っているブレンデッドウィスキーの代表格で、バニラの香りや塩っぽい味がたまりません。
飲みやすさ:★★★★☆
デュワーズ
オーセンティックバーで活躍するプロのバーテンダーからも評価の高い、アメリカなどで爆売れしているブレンデッドウィスキーです。「オルトモア」・「アバフェルディ」などをキーモルトにしています。
まろやかな口当たりやクセの少なさは、ハイボールにピッタリな一本といえるでしょう。
飲みやすさ:★★★★☆
フェイマスグラウス
バーに絶対置いてあるブレンデッドウィスキーで、ラベルのライチョウが印象的です。
ほどよい甘さとスパイシーな後味を感じるハイボールは、ピザやフライドチキンなどの脂っこいつまみにもマッチします。
飲みやすさ:★★★☆☆
今回は『BAR CAPRICE』を紹介します。 渋谷の隠れ家的バー『BAR CAPRICE』とは? 若者の街・渋谷道玄坂にありながら、渋さとアットホーム感の漂う大人の地下型のオーセンティックバーです。ドアから右手にかけて8席程度のハイカ[…]
グレンフィディック
その昔、ウィスキー業界初のシングルモルトとして確固たる地位を築いて以来、世界中で愛されているシングルモルトウィスキーです。
フルーティな香り・味わい、そしてライトな飲み口はハイボールにおすすめできます。軽やかなハイボールならフィディックで決まり!
飲みやすさ:★★★★☆
グレンモーレンジィ
ボトルデザイン・味・香り・風味すべてがビューティフルなウィスキーです。バーでは女性におすすめされる銘柄の一つ。
オレンジアロマとクリーミーさが最大の魅力で、ハイボールにするとその特徴が活かされ極上の一杯が完成しますよ。
飲みやすさ:★★★★☆
今回は『Bar Dealan-Dé』を紹介します。 西麻布・広尾のおしゃれなバー『Bar Dealan-Dé』とは? 西麻布・広尾の雑居ビル3階にあるオーセンティックバーです。エレベーターで上がり左手のドアを開けると、壁がホワイトやグレ[…]
ラフロイグ
スコットランド・アイラ島で作られる強烈なフレーバーが特徴のラフロイグは、ウィスキー好き・バー好きから熱い支持を受けています。
ストレートやロックだとフレーバーがキツイ方でも、ハイボールにすることでほどよくまろやかな仕上がりに!和食やイタリアンなど様々な料理にマッチします。
飲みやすさ:★☆☆☆☆
タリスカー
スコットランドの離島の海岸で作られているシングルモルトウィスキーで、潮風やスモーキーさが最大の魅力です。
ハイボールにすることで潮っぽさが一層強調されるため、個性派なハイボールを求めるならぜひ!
飲みやすさ:★★☆☆☆
今回は『Barley浅草』を紹介します。 浅草の老舗バー『Barley浅草』とは? 創業から30年以上経つ浅草を代表する老舗オーセンティックバーです。 浅草駅・田原町駅から5~10分程度歩くと、住宅街にひっそりと佇んでいる路面店型[…]
世界中で愛される!ジャパニーズウィスキー
ジャパニーズウィスキーにもハイボールがマッチする銘柄がいくつかあります。世界中で愛されているジャパニーズウィスキーの魅力をハイボールで堪能してみては?
竹鶴
ドラマ「マッサン」で話題になったウィスキー。ジャパニーズウィスキーの父・竹鶴政孝の名を冠しています。
ややリッチな味わいと香りが魅力で、オーセンティックバーはもちろん、小料理屋・天ぷら屋・寿司屋などに置いてある一本です。
飲みやすさ:★★★☆☆
イチローズモルト
イチローズモルトの中では比較的安価な「モルト&グレーン ホワイトラベル」は、ハイボールにピッタリな一本です。
柑橘系の風味がたまらないハイボールは、ミックスナッツのようなおつまみやバーにある軽食と合います。
飲みやすさ:★★★★☆
今回は『L'asile』を紹介します。 青山の隠れ家的老舗バー『L'asile』とは? 南青山の路地、地下にひっそりとある隠れ家的オーセンティックバーです。階段で地下に下っていくと程よい照明に照らされ、コンクリート壁に囲まれたやや無機質[…]
白州
世界的人気を誇る白州は、ストレートやロックだけでなくハイボールでも真価を発揮します。まるで森林を彷彿とさせる爽やかさが魅力。
白州を手掛けるサントリーからは「山崎」「響」「知多」など、ほかにも有名な銘柄がリリースされていますが、ハイボールとしては白州が一番おすすめですね。
飲みやすさ:★★★☆☆
華やかさ・クリアな味が魅力!バーボンウィスキー(アメリカンウィスキー)
アメリカで作られるウィスキーには、その華やかさ・クリアさを活かしてハイボールにおすすめな銘柄がいくつかあります。
ジムビーム
テレビ・ネットCMや吊り革広告などを展開している有名ウィスキー。日本だけでなく、世界中で売れているバーボンウィスキーの象徴のような存在です。
味はバニラ、香りはオーク樽が印象的で、苦みが少ないためハイボール初心者にもおすすめできます。
飲みやすさ:★★★★☆
I.W.ハーパー
バーボンでソーダ割を作る時に親しまれている銘柄です。雑味のないクリアな味は、ピッチ早くグビグビ飲めちゃいます。
和食にもマッチするハイボールです。
飲みやすさ:★★★★★
ジャックダニエル
アメリカンウィスキーで有名な銘柄・ジャックダニエルのハイボールは、樽風味・バナナっぽい甘さを感じられます。
ハイボールのほかにコーク割・ジンジャー割でもおいしくいただけます。
飲みやすさ:★★★★☆
まだまだある!そのほかの爽やかなハイボール
上記のウィスキーのほかにも、ハイボールにおすすめの銘柄はいくつかあります。代表して2種類紹介します!
バスカー
近年、非常に人気が高まっている銘柄・BUSKERは、バーでもよく飲まれています。トロピカルフルーツのフレーバーを活かしたハイボールは、ウィスキー初心者・女性からも人気が高いです。
様々なラベルがありますが、グリーンやブルーのラベルが手ごろでおすすめです。
飲みやすさ:★★★★★
カナディアン・クラブ
古くは上流社会で親しまれていた通称「C.C.」は、ライトな味わいと香りが魅力でハイボール向きの一本。
居酒屋・バー問わず置かれていますので、ハイボール入門としてもおすすめです。手ごろな価格のため自分で購入するのもアリ!
飲みやすさ:★★★★★
今回は『カクテルバー タナカ』を紹介します。 宇都宮の名店『カクテルバー タナカ』とは? 栃木・宇都宮の泉町にある路面店型の老舗バーです。喫茶店のような柔らかい雰囲気の扉を開けると、ウッド調の店内と、正面に7席程度のこじ[…]
まとめ
以上でハイボールに合うウィスキー特集を終わります。気になるのがありましたらぜひご自宅やバーでお試しくださいね!