一人でリラックスしながらお酒を嗜みたい、大切なパートナーと良い雰囲気になりたい、友人・同僚らと語り合いたい・・・人がバーを求める理由は様々。
そんな様々なバーのニーズがある中で、こちらのページでは、120軒以上のバーを巡ってきた筆者が、主に「一人飲み」におススメできるバーを紹介していく。
紹介していくバーは、どれも雰囲気の良い(或いは、独特の雰囲気のある)店内で、一人でゆったりとお酒を嗜むのにピッタリ。
各バーに当サイトの詳細な紹介記事をリンクさせているので、気になったバーはそちらも併読してみて欲しい。紹介記事ではどういう経歴・こだわりをもっていて、どういう接客をするバーテンダー・スタッフが活躍しているのか、どういった利用シーンにおススメなのかなど、筆者が仕入れたお店の詳細な情報を載せている。
なお、申し訳ないがこちらのページ・紹介記事ともに、お店の内装全体を載せた写真はない。ただ、「どんなバー空間が広がっているのだろう・・・」なんて、期待を膨らませながらバーに訪れてみるのも一興。ぜひ視覚的な前情報は必要最低限に抑えて、妄想を膨らませながら素敵なバーに行ってみて欲しい。
銀座/『絵里香』
銀座の街を見守り続けておよそ半世紀・・・。銀座六丁目にある老舗バー『絵里香』には、店内に一歩入ると実に温かなレトロ空間が広がっている。レトロな調度品やバックバー(+そこで顔をのぞかせるボトル)に目をやりつつ、マスターと談笑、そして時おり美味いジャパニーズウィスキーをストレートで口に運ぶ。そんなごく普通の流れの中で、マスターと仲間たち、そして銀座の酒好きたちが紡いできた、『絵里香』の年月の重さを肌で感じる。あなたが自分を「大人」だと自覚しているならば、是非立ち寄ってみて欲しい名バーの一つだ。
恵比寿/『bar EAS MOR』
店内は暗くシックな雰囲気が広がり、華美な装飾はなく、席は長く綺麗なカウンターのみ・・・そんなスタイリッシュで武骨なバー。煌びやかで、お洒落すぎる恵比寿の街とは良い意味でギャップがある。オープン時間はまだまだ明るい15時、<恵比寿の素敵な大人の飲み>はここで酒と向き合い、人生を嗜むことから始まっているのかもしれない。
新宿三丁目/『ル・パラン』
そこはまるで幽玄なる映画のような世界、新宿の喧騒の中にある紳士淑女の秘密のアジト。新宿三丁目には渋くダンディなバーが多いが、この『ル・パラン』はそれらを象徴するようなダンディズム溢れるオーセンティックバー。その重厚さから飲みはじめは背筋をピンっとしてしまうが、ウィットに富んだマスターとゆったり談笑していると、いつのまにか心身ともにリラックスしてしまう。いつかこのダンディなバー空間が似合うような人間になりたい・・・そう思わせてくれる素敵なバーだ。
神楽坂/『歯車』
極限まで灯りの抑えられた暗闇、クラシックもジャズも鳴っていない静寂、なにも置かれてないバックバー・・・神楽坂を代表する至極のバー空間。ここで無粋に飲んではいけないことは、店内に一歩入った瞬間に誰でも理解できるだろう。一人で訪れて自身と向き合いながらゆったりと過ごすか、大切に想いあっているパートナーと語り合うのに最適かと思う。
浅草/『フラミンゴ』
前身の喫茶店時代から含めるとおよそ半世紀以上もの間、下町・浅草の粋な酒好きたちから愛され続けている老舗バー。国際通りに面したドアを開け、店内へと続く素敵な階段を上がっていく。店内にはジャズの名盤を含めた沢山のレコード、歴史を感じるバックバー、リラックスできるローカウンター・・・他にない極上のリラックス・レトロ空間が出迎えてくれる。
浅草/『OGURA is Bar』
浅草の名物ベテランバーテンダーが営むアットホームなバー。L字型のカウンター席に腰掛け、マスターと談笑しつつ、肩ひじ張らずにお酒を嗜むのにピッタリだ。このバーにはちょっと珍しいウィスキーのコースメニューというのがあるが、それにはマスターの厳選したボトルがリストアップされている。もし気に入ったコースが見つかれば、是非オーダーできるかマスターに声かけてみてほしい。ちなみに、陽気なマスター曰く、店名に深い意味はないそうだ(笑)。
赤坂/『キサラ』
赤坂の雑居ビルにあるオーセンティックスタイルのワインバー。蠟燭の灯る店内はかなり暗く、ジャズやクラシックといった音楽が鳴り響いている。バーテンダー・ソムリエどちらの視点も持ち合わせていている、ハイブリッドなマスターが厳選したワインやウィスキーは、『キサラ』でのバータイムをより濃厚で高尚なものにしてくれる。
麻布十番/『命乃水』
麻布十番の閑静な住宅街にひっそりと佇む隠れ家的バー。和風な雰囲気が漂い、非常にリラックスできるバー空間が特徴だ。マスターは爽やかでハツラツとした方で、バービギナーの方でも安心して楽しめるような気遣いがなされる。バーでの時間に慣れた頃には、「命の水」のせせらぎに耳を傾けつつ、甘すぎないカクテルを嗜むなんてのもオツなものである。
上野/『EST!』
上野・湯島にある東京を代表する老舗バー。派手さはないが、渋く重厚な雰囲気のある店内。一人飲みや友人、隣客と語らうのにピッタリなバーといえる。バー界隈で「オーセンティックバーの一つの完成形」とも称されるバーで、あなたもお気に入りのお酒を嗜んでみてはいかがだろう。「はい、こちら『EST!』でございます」・・・今宵も、あの黒電話が鳴っている。
神保町/『街路』
『街路』はその名の通り、神保町の街路に佇んでいる。このバーはフレンドリーな夫妻によって営まれており、奥様は『EST!』のご出身とのこと。お二人とおしゃべりし、センスの良いインテリアに囲まれ、心温まる味わいのカクテルを嗜む・・・このお店にはかなりのマイナスイオンが溢れている。サードプレイスとしておススメ出来るバーだ。
「【一人飲みにおススメ】雰囲気の良い至極の東京バー特集」は以上。紹介しているバーに行けば、最高の一人飲みができることを約束する。
各バーの紹介記事も含めて、当サイトが少しでもバー探しの一助となれたら幸いだ。
なお、当サイトの紹介記事はエリア別検索や、フリーワード検索で絞ることもできるため、もしここで紹介していない他のバーも気になるようだったら是非活用いただきたい。