神楽坂・飯田橋の『RONDO』でカクテルを嗜む

バー紹介記事

今回は『RONDO』を紹介します。

神楽坂・飯田橋にあるバー『RONDO』とは？

狭いエリアにバーがひしめく神楽坂において、2024年にオープンした新星オーセンティックバーです。メイン通りから一本奥に入った場所、いかにも神楽坂っぽいロケーションにこの店はあります。神楽坂の名店『歯車』のほど近く、比較的新しい建物の一階です。

これが一応外観ですが・・・ボケてしまい申し訳ない。

シンプルな外観からドアを開いて中へ入ると、カウンターのみの精悍なバー空間に出迎えられます。センス良さげかつこだわり抜いた空気感を感じられる内装は、こちらをスペシャルな気持ちにさせてくれます。

店主・ヨシダさんは銀座の人気店『スターバー』で腕を奮っていたバーテンダーで、筆者の少し先輩の30代半ばの世代。神楽坂だと『パーリンカ』のマツザワさんと同世代になります。中堅らしい快活な雰囲気が魅力です。

銀座育ちの神楽坂バーテンダーといえば、代表的なところだと『サンルーカルバー』のシンバシさん以来かもしれません。

銀座で研鑽を積んで、都内で物件を1年以上探していたところに神楽坂でベストな空間を発見し、古巣から離れて今のお店をオープンしたとのこと。そんな念願の独立店は隅から隅までこだわりぬかれています。

例えばボトル・グラスがほぼ配されていないバックバーは、シンプルだが洗練度の高い印象を抱かせます。近くにある『歯車』や表参道『bar 城.』・西新宿『Bar Liquid Ruby』など、このようなバックバースタイルは都内でも数えるほどしかなくレアな存在といえます。

また、壁に配置された藍色のアート作品は、眺める角度によって違ったデザインに見えるものだそうで。訪れるたびにカウンターの座る場所を変えていけば、同じ店でありながら違うバックバーの趣になります。

「場所柄、新規のお客さんや学生さんはいらっしゃらないですね、今はまだご常連さんに支えてもらってます」

ヨシダさんはそう言います。

独立したての彼を支える常連さんたちは、きっと来店のたびに色々な席に座って、自分にとってベストなバックバーを眺めているのでしょうね。

店主の経歴上、やはりカクテルが一番のおすすめですね。銀座譲りのカクテルを堪能してください。なお、チャームはないのでおつまみが欲しければ、ヨシダさんにヒアリングしてみてくださいね。ちなみに、筆者がいただいた一杯は・・・。

スタンダードカクテルの一つで世界的にも知られる一杯です。清涼感のあるルックスがシンプルなバックバーに映えます。

シェリーワインベースのショートカクテルで、バーではマティーニの軽めバージョンのような立ち位置。度数がそこまで高くなく、そして優しいながらもサッパリとしたクリアなテイストは、食事前のアペリティフカクテルとしてもおすすめです。

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今宵、あなたにとって至福のバータイムが訪れますように・・・。