バーと一口に言っても、その店内の雰囲気は千差万別。こちらのページでは120軒以上のバーを巡ってきた筆者が、実際に訪れてみた中で、その雰囲気に惹き込まれたバーを10店舗紹介する。そのどこか洗練された大人の雰囲気のバーでは、一人飲みはもちろん、大切なパートナーとのデート飲みでも非常に楽しめる。
各バーの当サイトの詳細な紹介記事をリンクさせているので、気になったバーはそちらも併読してみて欲しい。紹介記事ではどういう経歴・こだわりをもっていて、どういう接客をするバーテンダー・スタッフが活躍しているのか、どういった利用シーンにおススメなのかなど、筆者が仕入れたお店の詳細な情報を載せている。
なお、申し訳ないがこちらのページ・紹介記事ともに、お店の内装全体を載せた写真はない。ただ、「どんなバー空間が広がっているのだろう・・・」なんて、期待を膨らませながらバーに訪れてみるのも一興。ぜひ視覚的な前情報は必要最低限に抑えて、妄想を膨らませながら素敵なバーに行ってみて欲しい。
銀座/『LITTLE SMITH』
国内外のカクテルコンペで活躍している一流バーテンダーを何人も輩出している、日本一のバー街・銀座の中でも屈指の人気バー。地下の重い扉を開くと、大きな楕円形のバーカウンターと、それにぐるりと囲まれた大きな柱(所謂、「バックバー」にあたるもの)が目に飛び込んでくる。都会の喧騒を一気に忘れさせてくれる洗練されたバー空間・・・一度お試しあれ。
銀座/『Bar Landscape.』
こちらのバーのオーナー夫妻はそれぞれ銀座の名店『LITTLE SMITH』・『OPA』の出身、且つともにカクテルコンペで日本一に輝いた経歴の持ち主。そんな輝かしい夫妻が営むバーの雰囲気もまた、洗練されたセンスが遺憾なく発揮されたお店。地下型のバーではあるものの、『LITTLE SMITH』同様に開放感のあるバー。一流のバーテンダー夫妻が演出する、洗練された雰囲気とお酒を堪能してもらいたい。余談だが、お酒だけでなく、季節限定で出されているカップケーキもおススメだ。
恵比寿/『Bar Noir』
筆者の知る限り、恵比寿で最も洒落ているバー。オーナーが有名ホテルバーで活躍してきた経歴をもっているだけあって、オーセンティックバーであるにも関わらず、どこか優雅なホテルバー的な雰囲気がある。オーセンティックバーとしては非常に天井が高く、窓際のソファ席からは恵比寿の景色を一望できる。都会的で洗練されたこのバーは、今宵も恵比寿の大人たちを虜にしていることだろう・・・。
新宿三丁目/『ルースター』
銀座や恵比寿に比肩するほどのバー街・新宿三丁目の中でも、洗練された雰囲気のある大人のオーセンティックバー。マスターは格式高い銀座のバーで修業を積んだ方だが、シガーが似合い、どこか自由人な雰囲気が漂っている。飄々としたマスターと談笑しながら、大人なバータイムを過ごしたい。
神楽坂/『家鴨社』
【オーセンティックバー+自身の趣味(レコードや読書)】という裏コンセプトがあるバー。こじんまりとした店内には、温かな照明に照らされたオーナーお気に入りのレコードや書籍、インテリアの数々。それらがたくさん飾られてあるのにもかかわらず、ゴチャついた感じが全くしない寧ろスッキリとしたバー空間。個性的なバーがひしめく神楽坂の中にあっても、その繊細且つ、独特なセンスは決して埋もれることなく光り輝いている。
浅草/『FOS』
下町・浅草で、洋酒を楽しみたい夜に最適な古民家風バー。店内には靴を脱いで上がるという、バーとしては一風変わったスタイルだが、実に浅草らしい小粋な演出がニクイ。浅草の老舗バーで研鑽を積んだ後、この店で独立して早20年・・・浅草を見守り続けてきたバーテンダーのとっておきの一杯をぜひ。お酒だけでなく、こだわりのフードメニューも美味しい。
門前仲町/『OPA』
銀座の名バー『OPA』の門前仲町店。銀座店はもちろんのこと、こちらの門前仲町店も上品な酒好きたちに長く愛されている。門前仲町は東東京を代表する飲み屋街だが、他の飲み屋とは一線を画す洗練された雰囲気が漂っている。なにやら、ツウなカクテルがあるとかないとか・・・?
人形町/『BAR UNPLUG』
『OPA』出身のバーテンダーが独立したバー。地下へ続く階段を下っていき扉を開けると、スタイリッシュなバー空間と紳士なオーナーが出迎えてくれる。手前にテーブル席、奥にカウンター席とバックバーという席構成で、バーとしては奥行きのある印象を抱かせる。下町・人形町にこんな色気のある一面があるなんて・・・人形町のデートはここで〆るほかない。
人形町/『bar Vingt』
人形町では珍しいであろう、オーセンティックスタイルなワインバー。店内は白を基調としており、カウンター正面のバックバーにはグラスしか配されていない。実にスッキリと洗練されたこのバーで使われるグラスは、なんとほぼ全てが「バカラ」。さらに、カクテルやワインを注ぐグラスは、自分で選ぶことができるため、自分だけのとっておきの一杯をいただくことができる。
青山/『ラジオ』
バー界隈では、その名を知らぬ者はいない青山の超有名バー。入り口の扉から店内、バーカウンターやテーブル席にいたるまで全てに歴史を感じるものの、そこに古びた感じは一切ない。『ラジオ』から巣立ったバーテンダーの営むお店は、そのどれもが独特な雰囲気を纏っており、どこか『ラジオ』っぽさを感じることができる。長い歴史の間で洗練されてきた『ラジオ』のバー文化は、青山のみならず東京各所に脈々と受け継がれている。
「洗練された雰囲気のある東京バー特集」は以上。紹介しているバーに行けば、洗練された大人の雰囲気を楽しめることを約束する。
各バーの紹介記事も含めて、当サイトが少しでもバー探しの一助となれたら幸いだ。
なお、当サイトの紹介記事はエリア別検索や、フリーワード検索で絞ることもできるため、もしここで紹介していない他のバーも気になるようだったら是非活用いただきたい。