バーに慣れ親しんでいない友人達と話していると、男女問わず「バーに一人で行って何すればいいかわからない、魅力がわからない」という疑問を度々投げかけられる。

筆者と同じアラサー以下の世代はバーに行くきっかけがなく、バーで美味しいお酒を飲むことに無関心な人が多いと思う。一昔前であれば上司や先輩に連れて行ってもらえたりしたのかもしれないが、今はそういう文化が希薄なためバーに対して無知・無関心になってしまうのも当然かもしれない。

さて、冒頭の友人からの疑問に、筆者はたいてい「格好つけて(≒節度を守って)飲んでいれば何をしても良い」と答えている。

※もっとオタクチックに深い部分を言おうとすれば、「特定の道を究めんとするプロと綺麗なカウンターを挟んで談笑し、その人のこだわりとか人柄が窺い知れること」がバーの魅力の一つなのだが、バー未経験の方や初心者にそれは理解されにくいと思うので言わない。

こちらの記事ではバー初心者が「もっと色々なバーに行ってみたい」となるような、そして、バー未経験の方が「バーって意外と良いところなのかも?」と思ってくれるような、バーでの過ごし方や魅力について書いていく。その際、酒好き・飲み会好きの方を以下3タイプに大別しつつ、バーでの一人飲みについてアレコレ考えてみたい。

①お酒自体が好き

②居酒屋やレストラン、パブといった酒場の雰囲気に浸るのが好き

③パートナ―や友人・同僚と談笑しながら飲むのが好き

 

3タイプのうち②の方はともかく・・・①・③の方はバーにハマる可能性がある。お気に入りのバーを求めてよく吟味していけば、自分のサードプレイスとなるような大切な酒場を見つけられるだろう。

なお、バーデビューや常連になりたいバーを見つける時のチェックポイントはこちら↓にまとめてあるので、気になる場合は参考にしてみてほしい。

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カクテル・ワイン・ウィスキーなどのお酒自体が好き

このタイプの方は一般的な居酒屋で日本酒や焼酎、カクテルなどをある程度飲んでいると思う。もしかしたら、自分の好きな銘柄・醸造メーカー(蒸留所)があったりもするだろう。

ウィスキー・ワイン・ブランデー・ジンなどの洋酒が好きであれば、ぜひバーに行ってみて自分の好きなお酒の世界を更に広めていってほしい。バー体験をきっかけにして、広くて深い洋酒の沼にどっぷりと浸かってみてほしい。

複数のスピリッツやリキュール、フルーツなどを組み合わせるカクテルが好きな場合も同様だ。世界中で愛されているスタンダードカクテルを、居酒屋ではなくて本格的なバーで嗜むのも一興。ジントニックやモスコミュールなど、居酒屋での定番カクテルをバーで飲んでみたら、その味わい・香り・風味のレベルの違いに愕然とするだろう。

バーには様々な洋酒がたくさんあり、来客の好みに合わせたお酒を提案してくれるバーテンダーやソムリエがいる。

つまり、バーは“バーテンダーやソムリエというお酒のプロが勧めてくれる美酒を嗜む場所”なのだ。お酒のプロと会話しながら、自分好みの洋酒を探求してみてほしい。

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逆に日本酒・焼酎など和酒が好きな方は洋酒を主とするバーではあまり楽しめないし、カジュアルめな「日本酒バー」などの方が向いていると思う。

まれに「ミクソロジー」「ツイストカクテル」などを標榜するようなバーテンダーの店では、和酒使用のカクテルを提供していることもある。

もし和酒を使用したカクテルや、日本酒や焼酎など和酒の新しい側面を堪能してみたい方はそういったバーを探して行ってみて欲しい。

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居酒屋やレストラン、パブといった酒場の雰囲気に浸るのが好き

良い意味で雑多且つ、フランクな魅力のある酒場が好きな方というのは、静かに飲むバーと最も縁遠い方かも知れない・・・(笑)。一人飲みやグループ飲みという利用シーンに限らず、飲みの際にある程度の雑音が必要な方だと思う。

「バーに行ったことがないけど、静かに飲むのはなんとなく好きじゃない」なんて、バーを食わず嫌いしてる方も中には多いかもしれない。もしあなたがそういう方であれば、一度試しにバーへ訪れてみて欲しい・・・静かな酒場というのも意外とハマるかもしれないですよ?

パートナーや友人・同僚と談笑しながら飲むのが好き(飲み会好き)

飲みの場で会話を弾ませながら酒を楽しむこのタイプの方は、意外とバーという空間が向いていたりする。なぜなら、バーというのは“会話を楽しむ酒場”でもあるからだ。

たとえ一人飲みだとしても、バーではバーテンダーや隣客と談笑しつつ楽しめたりする。家族や友人、会社の同僚、パートナー、SNS上の繋がり相手には話せない相談・愚痴を、接客のプロ・バーテンダーにぶちまけたりすると少なからず心が軽くなったりするものだ。

バーテンダーは毎晩、バーカウンターを挟んで色々な客を相手している。接客歴が中堅以上にもなると、その「聞き上手」レベルは相当なものになってくる。

もちろん、客とはあまり会話を交わさずに、一定の距離を保つようなバーテンダーもいる。そのため、バーでお酒片手に談笑したい方は、ある程度柔和でフレンドリーなバーテンダーのいる店を見つけて欲しい

当サイトでは「【バー初心者にピッタリ】明るく丁寧な接客をしてくれる東京バー特集」のようなバー特集を設けたり、各バーの紹介記事にバーテンダー・スタッフの接客スタンスを記載している。

もし、既存の交友関係とはべつに、気軽に愚痴や相談、雑談相手を見つけたい方は参考にしてみて欲しい。


以上で、「【バー初心者の皆さんへ】バーでの一人飲みについて」を終わる。要はもっと色々なお酒を嗜んでみたい方や、お酒を飲みながら気軽に愚痴や相談をしたい方は、バー飲みが向いているというお話。ちなみに、「【ドレスコード・マナー】絶対失敗しないバーでの過ごし方というバーマナーについての記事があるので、細かいバーマナーに興味がある方は参考にしてみて欲しい。

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